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感想まとめ 「自分のアタマで考えよう」 著者ちきりんさん

ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」読了。

ポイントは以下3点。
1.情報とは別に意思決定プロセスが必要
2.「なぜ?」 と 「だから何?」を考える
3.比較と判断は縦軸と横軸で整理できる

この3点が実践できている人には購入不要。僕みたいなちょっとかじったことがある人または初心者には非常に読みやすいと思います。

 

■きっかけ

数学とか物理は学問として学んできた。漢字の読み方、2次方程式の解き方、論文の書き方など。けど、「思考」の学び方ってあるのかな?どうやって学んだらいいんだろ?と思っていたときに見つけた一冊です。論理的思考に関する本は調べたらとっっっても種類が多かったんですけど、絵が多くて読みやすそうなこの本にしました。(小学生みたいだけど)僕が勉強の本を選ぶ基準は、国語力の無い僕でも理解できるかどうか、これに尽きるんです。。


■結論
1.は理解してたけど実践できていなかったので再度取り組む。
2.は実践済み。
3.は新しい知識だったので今後実践。

 

■詳細(僕の覚書き)
1.情報とは別に意思決定プロセスが必要
本文例では、
会社で新たなビジネスに進出する検討段階において、各分野の専門家が集まって情報提供したが、進出するかしないかが一向に決まらず、他社が先に進出してしまう。
という内容。

意思決定の流れと進出判断基準を最初に明確にしていれば、
このビジネスをやるかどうかはAで判断するぞ。だからいついつまでにBとCの情報について調べよう。
ってなる。
けども、多くのチームとかグループでありがちなのが、Bの情報いるから集めよう、Cも多分いるよ、Dはいるか分からないけどあったら役立ちそうじゃん?集めとこう、ってなるものの結局やるのかやらないのかが決まらない。

これは仕事だけじゃなくて買い物、特に車の購入や結婚式の内容決定なんなでも役立ちそう。
ただ、現状これ僕できてると思いますわ。


2.「なぜ?」 と 「だから何?」を考える
データを見たらまずこの思考を癖付けなさいと。そういえばネットでちょろっとロジカルなんちゃらを勉強したときにwhy?とかありましたけど、これのことだったと理解。
ちなみに、なぜ?は原因分析なのでベクトルが過去。だから何?は現象予測と対策なのでベクトルは未来。

なぜ?は考える癖はついているから今後も継続。
だから何?は意識してなかった。仕事では、反省するとき、なぜ?に重点を置いた方が良いと思った。成功/失敗原因を分析できて同じミスを防げるから。
一方、予想する力を鍛えるためには、だから何?に重点を置いて仮説立てる方が良いと思った。予想する力が鍛えられて今後取り組むべきことが明確になるから。

ほんで、これ本には書かれてなかったけど、なぜ?だから何?に対して答え出したら、取り掛かれることはすぐに取り組むべき。多分こっちの方が大事かも。

3.比較と判断は縦軸と横軸で整理できる

まず比較について。
データ整理の基本は並べて比較すること。比較するためには2つの軸を作ってあげること。

これできてるときとできていない時があったけど、ほとんど意識したことなかった。このテクニックは学生時代から知っておきたかった。歴史年表とかその主たるものだけど、軸を付けるという考え方に僕は全然気づかなかった。。なんとなくやっていて、「軸をつける」って文章にされてようやく理解できたイメージです。

次、判断について。
複雑だからこそ優先度の高い判断基準を決める必要がある。基準はシンプルに2つ。その2つで縦×横のツーバイツーマトリクスを作る。

これは全く意識したことが無かったので、目からウロコでした!これは1.の意思決定プロセスにもつながってくるんだな!
コンサルや外資の方はこんなの当たり前なんだろうなと思うと脳みその違いに悲しくなりますが、他人との比較より昨日の自分との比較の方が大事大事。

複雑になったときこそ判断基準に優先度を付けよう。これは即実践。


以上、ちきりんさんの本の感想でした。